【中国】三浦工業、江蘇省蘇州の新工場稼働［製造］（2020/08/20）

産業用ボイラー大手の三浦工業（愛媛県松山市）は19日、中国現地法人の三浦工業（中国）が江蘇省蘇州市の蘇州工業園区に新設したガス焚（だ）きボイラーの製造・組立工場を17日に本格稼働させたと発表した。

新工場の年産能力は既存の第１工場の約2.5倍となる5,000台。第１工場から約6.5キロメートルに位置し、敷地面積は約５万平方メートル、延べ床面積は約２万8,900平方メートル。工場棟と３階建ての事務所棟からなる。投資額は約26億円。

三浦工業によると、中国では環境対策として、従来主流だった石炭燃料をガスに替える動きが進んでおり、ガス焚きボイラーの需要が高まっている。需要増への対応と、中国市場でのガス焚きボイラー事業の成長を見据え、生産能力を増強した。

新工場では中国市場向けの商品開発にも取り組む。商品開発用の実験場やメンテナンス要員育成のための実習場、メンテナンスデータを分析し異常などに対応するオンラインセンター、社員セミナー施設なども設け、三浦工業の海外法人としては最大規模の工場になるという。

三浦工業（中国）が江蘇省蘇州市に新設した工場（三浦工業提供）