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【カンボジア】韓国の医療機器メーカー、工場設置を検討[製造](2020/09/01)

韓国の医療機器メーカー、ASKOがカンボジアでの工場設置に関心を示している。新型コロナウイルスによる需要拡大を受け、医療機関向けの感染対策機器などを生産する計画だ。プノンペン・ポスト(電子版)が8月30日に伝えた。

カンボジアのロン・ディマンチェ駐韓国大使は同日、「ASMedi」ブランドで製品を供給するASKOが「カンボジアの戦略的な地理的条件や政治的安定度、投資関連法の改正などを高く評価し、工場の建設に意欲を示している」と報告。既に同社の経営陣と3回にわたって会談し、カンボジア進出の利点などについて説明したことを明らかにした。

ASKOは、主に簡易陰圧装置など医療機関向け感染対策機器の製造を手掛けている。新型コロナでこれら機器の世界的な需要が急増していることも、カンボジア進出を検討する契機になっているようだ。

カンボジア商工会議所(CCC)のリム・ヘン副会頭は、米国や中国、欧州連合(EU)などへの輸出で優遇措置が提供されることなどが、外国企業にとってカンボジア進出の大きなメリットになっていると指摘。特に最近では、農業分野を中心に韓国企業の進出が増えてきているという。

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