【ミャンマー】カレン族指導者追悼式典、3人が身柄拘束[政治](2020/08/14)

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ミャンマーの少数民族カレン族が12日に最大都市ヤンゴンで実施した、革命指導者の追悼集会で、主催したカレン族の住民ら3人が警察に身柄を拘束された。新型コロナウイルスの感染予防規制に反していることが理由。

同月8日には同じ場所で1988年の民主化デモの犠牲者を追悼する式典が、より大規模に開かれたが、厳しい取り締まりはなく、人権活動家が異議を唱えている。

カレン族は例年8月12日を「カレン殉教者の日」として、民族独立を求める革命で犠牲になった英雄、サウ・バー・ウー・ジー氏をたたえている。今年は没後70周年に当たるが、地元のチャウタダ郡区当局は集会の開催を認めていなかった。

集会は午前8時ごろから始まり、100人以上のカレン族の人々が15人ずつのグループに分かれて祭壇に近づき追悼。感染防止のためのマスクや消毒液も多量に備えた。

警察は午前10時ごろ、カレン族の主催者ら2人と支援する活動家1人を拘束。逮捕された女性活動家のセイン・トゥエ氏は、「われわれは法を犯していない。警察は人権を侵害している」と大声で非難した。3人は同日中に解放されたもようだ。

今回の集会はカレン族が主催。8日に行われた民主化デモ追悼式典は全国的な行事だが、参加者は与党・国民民主連盟(NLD)などを支持するビルマ族が中心だった。

国内では、自治権の拡大や和平交渉の停滞をめぐり、少数民族勢力が不満を募らせている。今回の身柄拘束が少数民族勢力への弾圧だと捉えられれば、11月の総選挙に向け反発が強まる恐れもある。

集会への取り締まりに反論する女性活動家=12日、ヤンゴン(NNA)

集会への取り締まりに反論する女性活動家=12日、ヤンゴン(NNA)

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