【フィリピン】1千社が人員整理、今月入り1.6万人解雇[経済](2020/08/13)
フィリピン労働雇用省によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、8月1~9日の間に1万6,134人が解雇された。解雇を実施した企業は1,000社近くに上る。12日付インクワイラーが伝えた。
同期間に解雇を実施したのは944社。事業の閉鎖や縮小を迫られ、人員整理を余儀なくされた。1日当たりの解雇者は1,792人で、今年最悪だった6月の1,686人を上回った。
コロナ禍の影響による解雇者は累計で7,759社の15万7,705人となった。地域別では、マニラ首都圏が7万5,178人、南部タガログA(カラバルソン)が3万2,421人、中部ルソンが1万7,368人など。
4日から首都圏と近隣州で外出・移動制限が再び厳格化されたため、さらに解雇者が増える恐れがある。