【香港】現職立法会議員の任期1年以上延長、全人代[政治](2020/08/12)
中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第21回会議は最終日の11日、2016年に選出された現職の香港立法会(議会)議員の任期を1年以上延長する決議を全会一致で採択した。香港政府が新型コロナウイルス感染症流行を理由に、9月6日に投開票を予定していた立法会議員選挙を1年延期したことに伴う特例措置で、国務院(中央政府)が決議案の審議を全人代常務委に要請していた。官営メディアのRTHKなどが伝えた。
現職議員(第6期)の任期は、本来は今年9月30日まで。決議では、次の選挙で選出される第7期議員の任期が始まるまで、第6期の立法会を引き続き機能させることを定めた。第7期以降の議員の任期は4年に戻る。
香港基本法(憲法に相当)は第69条で、立法会議員の任期を4年と定めている。一方、第158条では同法の解釈権は全人代常務委が持つと規定している。