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【カンボジア】入国の保証金減額、投資家などの要件緩和も[経済](2020/08/06)

カンボジア政府はこのほど、外国人の入国要件を緩和した。入国に際して求めるデポジット(保証金)を現行の3,000米ドル(約32万円)から2,000米ドルに減額する。また投資家やビジネスパーソンなどは、入国関連費用について勤務先企業の保証がある場合、保証金の納付などを免除する。

勤務先企業が身元引受人として入国者を保証する場合、保証金の納付と、従来必要とされた、新型コロナウイルス感染症の治療をカバーする保険への加入義務を免除する。ただし、在外カンボジア大使館でのビザ(査証)申請で必要となる、カンボジア政府発行の支払い保証証明書(Validation certificate on payment guarantee)の取得が求められる。

企業からの招致はあるが保証がない場合は、保証金2,000米ドルの納付のほか、新型コロナの治療をカバーする、20日間有効な保険への加入を求める。保険は地場損害保険大手のフォルテ・インシュアランスで購入する。保険料は90米ドル。ビザ申請には、政府発行の招致証明書(Validation certificate on invitation)が必要となる。

企業からの保証の有無にかかわらず、出発前72時間以内に発行された、新型コロナに感染していないことを示す陰性証明と、カンボジアでの隔離中に滞在するホテルのオンライン予約確認書は、引き続き入国時に提出が求められる。

支払い保証証明書と招致証明書はいずれも、勤務先企業がカンボジア政府のビジネス登録ウェブサイトで申請する必要がある。内容確認に要する1日を経て発行される。

証明書は、カンボジア政府のビジネス登録ウェブサイト<www.registrationservices.gov.kh>か、カンボジア開発評議会(CDC)のウェブサイト<www.cdc.gov.kh>、または保健省のウェブサイト<www.cdcmoh.gov.kh>で申請できる。

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