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【シンガポール】ASEAN+3の成長率0.0%、AMRO予測[経済](2020/08/07)

東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)マクロ経済調査事務局(AMRO)は6日、ASEAN10カ国と日本、中国、香港、韓国の4カ国・地域の2020年の経済成長率が、0.0%になるとの見通しを明らかにした。新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、4月の調査時から2.0ポイント下方修正した。全ての国・地域で前年を下回る見込みだ。

ASEANは、全体でマイナス2.6%になると予測。特にタイはマイナス7.8%と下げ幅が最大で、フィリピン、シンガポールもマイナス6%台と大幅に落ち込む見通しだ。インドネシア、マレーシア、カンボジアを含む域内6カ国でマイナス成長になるとみている。

東アジアでは、香港がマイナス7.0%となり、2年連続でマイナス成長を記録すると予想。日本はマイナス5.4%、韓国はマイナス1.0%となる見通しだ。中国はプラス2.3%と、唯一のプラス成長を確保するとみている。

AMROのグループ代表などを務めるオン・リリャン氏は「ASEAN+3の政策立案者にとって、20年下半期(7~12月)の最大の課題は、経済回復を目的とした規制の解除と感染の再拡大のトレードオフの関係をいかに解消するかだ」とコメント。コロナ関連の政策をうまく管理することが、地域内の景気安定の鍵となるとの見方を示した。

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