【台湾】鴻海、ベトナム工場に太陽光パネル設置へ[IT](2020/07/28)
EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手、鴻海精密工業は、近くベトナム工場の屋上に太陽光パネルを設置する計画だ。再生可能エネルギーの利用拡大に向けた動きの一環。27日付経済日報などが伝えた。
ベトナム工場に設置する太陽光発電施設の出力は6メガワット(MW)。発電した電力はグループのベトナム子会社ニューウイング・インターコネクト・テクノロジー(NWIT)に供給する。生産の25%の電力を賄うという。
NWITは将来的に使用する電力全てを再生可能エネルギーとする目標だ。
鴻海は近年、域内外で再生可能エネルギーの導入を加速している。グループ全体で設置した太陽光発電の出力は約253MW。鴻海の劉揚偉董事長は向こう2年で、太陽光発電の出力を210MW分増やす方針を示している。
■FIIが育児手当
鴻海のグループ会社で、中国を中心に産業用インターネットサービスを手掛ける富士康工業互聯網(FII)は、7歳未満の子どもがいる台湾勤務の正社員に対し、育児手当として1人当たり毎月1万5,000台湾元(約5万4,000円)を支給するもようだ。
夫婦で勤務している場合は2人合わせて2万4,000元を支給する。
鴻海本体は6月から同様の手当の支給を始めている。