【ミャンマー】外国人による上場株取得、3万9千株に[金融](2020/07/17)
ミャンマーのヤンゴン証券取引所(YSX)で、外国人投資家が保有する上場企業の株式が7月10日時点で3万8,900株になった。国営紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーがこのほど伝えた。
外国人による上場企業の株式売買は、3月20日に解禁された。上場各社は、全株式の35%を上限に外国人の持ち分を独自に定め、監督省庁の認可を得て公表している。
YSXに上場する6社のうち、外国人の一般投資家が取得できるのは◇大手財閥サージ・パン・アンド・アソシエーツ・ミャンマー(SPA)傘下のファースト・ミャンマー・インベストメント(FMI)◇ティラワ経済特区(SEZ)を開発するミャンマー・ティラワSEZホールディングス(MTSH)◇地場物流最大手エバー・フロー・リバー(EFR)グループ――。また、ファースト・プライベート銀行(FPB)は、ミャンマー中央銀行の認可を受けた外資系の金融機関(保険会社など含む)しか、株式を取得できない。
外国人の一般投資家は7月10日時点で、FMIの5,700株、MTSHの2万7,800株、EFRの5,380株を保有する。
外国人投資家の取引解禁は、株式市場の活性化が目的。YSXの出来高は、3月が22万8,913株(売買代金14億2,000万チャット=約1億1,000万円)、4月は17万3,808株(9億200万チャット)に落ち込んだが、5月は20万416株(12億チャット)、6月は22万1,682株(13億チャット)と回復傾向にある。