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【ベトナム】1~6月の完成車輸入、47%減の9.1万台[車両](2020/07/15)

ベトナム税関総局が発表した2020年上半期(1~6月)の貿易統計(速報値)で、完成車(CBU)の輸入台数は前年同期比46.5%減の9万929台だった。6月単月は前年同月比66.3%減の3,552台。コロナ禍により需要が落ち込む中、ベトナム政府は国産車に限った自動車登録料の優遇策を導入している。

1~6月は、タイからが1万7,620台と最多を維持したが、増減率はマイナス60.9%と主要国の中で落ち込み幅が大きかった。インドネシア(21.6%減の1万6,421台)、中国(15.1%減の2,253台)、日本(22.3%減の1,300台)、ドイツ(30.4%減の543台)、米国(41.5%減の408台)、韓国(37.8%減の363台)などと続いた。

6月も、タイ製モデルが77.0%減の1,743台で最も多かった。ただ、新型コロナウイルス感染症から立ち直りつつある中国が12.9%増の716台で、インドネシアを抜き2位に浮上。以下、インドネシア(56.5%減の638台)、日本(33.1%減の101台)、韓国(72.6%減の75台)などとなった。

ベトナム自動車工業会(VAMA)によると、1~6月と6月の新車販売台数(VAMA非加盟企業のCBU輸入台数も計上)は、それぞれ31%減、13%減だった。業界関係者からは、通年では3年ぶりのマイナス成長が確実で、落ち込みをいかに抑えるかが課題との見方が出ている。

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