【マレーシア】マハティール氏らが野党連合からの離脱表明[政治](2020/07/13)

マレーシアのマハティール前首相は10日、野党連合・希望連盟(PH)から離脱することを表明した。PHが次期首相候補に、反目する人民正義党(PKR)のアンワル・イブラヒム党首の擁立を決めたことを受け、PHから離脱したほかの連邦議会下院(定数222)議員5人とともに、サバ伝統党(ワリサン)と組んで独立系勢力になる。

地元各紙によると、元マレーシア統一プリブミ党(PPBM)のマハティール氏、同氏の三男のムクリズ・マハティール氏(前クダ州首相)、サイドサディク・サイドアブドルラーマン氏(前青年・スポーツ相)、マズリー・マリク氏(元教育相)、アミルディン・ハムザ氏(前財務副大臣)、サハルディン・サレ氏(前公共事業副大臣)の6議員がPH離脱を表明した。

マハティール氏は声明で、ワリサンのシャフィー・アプダル党首(サバ州首相)を次期首相候補に決定したにも関わらず、自身などPPBMやワリサンの代表者が参加しなかったPHの幹部会で、アンワル氏の首相候補擁立が決められたと説明した。

6議員はまた、下院のモハマド・アリフ議長更迭への反対と、ムヒディン首相の不信任決議案を提出する意向も示した。

マハティール氏は10日に誕生日を迎え、95歳になった。

■与党連合は歓迎

一方、与党連合を構成する政党連合・国民戦線(BN)のアヌアル・ムサ幹事長(現連邦直轄区相)は、マハティール氏らによる独立勢力形成を歓迎する意向を示した。「独立勢力は、政局に大きな影響を与えることはなくても、重要な役割を担える」と述べた。BNは次期総選挙に向け、与党連合を構成するPPBM、全マレーシア・イスラム党(PAS)との協議を開始するという。

野党勢力の下院議席数は、マハティール氏らがワリサンと合わせ15議席。一方、PHを構成するPKRは39議席、民主行動党(DAP)は42議席、国民信託党(アマナ)は11議席で、計92議席となっている。

関連記事

アクセスランキング

  • DAILY
  • WEEKLY
  • MONTHLY

公式Facebookページ

公式Twitterアカウント