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【マレーシア】製造業立地評価、マレーシアはコストで4位[製造](2020/07/09)

米不動産コンサルティング会社クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)がこのほど発表した、2020年版「製造業リスクインデックス(MRI)」リポートで、マレーシアはコスト面で世界4位の評価となった。前年の3位から1ランク後退した。

MRIは、主要48カ国を対象に、製造業が工場の拡大や移転を検討する際に考慮する要因を評価し、製造業に最も適した立地先をランク付け。コスト・ランキングは、人件費を含む事業コストが低い国が高得点となる。

コスト・ランキングの首位は中国で、ベトナム、インドが続いた。5位はインドネシアだった。ベトナムは前年の4位から、インドは6位からそれぞれ順位を上げた。中国とインドネシアは横ばいで、上位5カ国のうち順位を下げたのはマレーシアだけだった。

新型コロナウイルス感染症の影響を考慮しない総合ランキングは、中国が前年に続き1位。2位米国、3位インド、4位チェコ、5位カナダとなった。中国と米国はともに、大規模な消費市場、十分な労働力供給、進出企業への優遇策やインフラ網の整備が評価された。

地政学的リスクの上昇を考慮しつつ、経済的・政治的リスクが低い国を順位付けしたリスク・ランキングには、上位5カ国にアジアからはシンガポール(3位)、中国(5位)がランクインした。

コロナ禍からの製造業の再開能力については、中国、タイ、韓国、オーストラリア、日本を含むアジア太平洋地域の国々が、回復の早さで上位25%に入ると評価された。

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