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【タイ】経済3団体、GDP予測のマイナス幅を拡大[経済](2020/07/03)

タイ経済の下半期の見通しについて説明するタイ銀行協会(TBA)のプレディー会長=1日、タイ・バンコク(NNA撮影)

タイ経済の下半期の見通しについて説明するタイ銀行協会(TBA)のプレディー会長=1日、タイ・バンコク(NNA撮影)

タイ工業連盟(FTI)、タイ商工会議所(TCC)、タイ銀行協会(TBA)の民間3団体で組織するタイ商業・工業・金融合同常任委員会(JSCCIB)は1日、タイの2020年の国内総生産(GDP)成長率の見通しについて、5月に示していた前回予測の「マイナス5~マイナス3%」から「マイナス8~マイナス5%」にマイナス幅を拡大したと発表した。

TBAのプレディー会長は、新型コロナウイルスの感染防止のための経済活動の制限が緩和されたものの、個人、企業とも購買力は鈍ったままであると指摘。足元のタイ国内の感染は抑えられているが、世界的な流行が拡大する中、国内経済の主力である輸出と観光が引き続き低調に推移するとみている。

20年下半期(7~12月)は、新型コロナの影響に加え、米中貿易摩擦の再燃や東南アジア域内の他の通貨に比べてバーツ高が進んでいることが、輸出や製造業の下押し圧力になるとの懸念を示した。

20年の輸出の成長率については、前回予測である「マイナス10~マイナス5%」から「マイナス10~マイナス7%」に修正。インフレ見通しは「マイナス1.5~0%」から「マイナス1.5~マイナス1%」に見直した。

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