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【ミャンマー】特別入国の邦人20人、施設隔離が終了[経済](2020/07/06)

先月26日にミャンマーに特別入国した邦人20人が、新型コロナウイルス感染症のPCR検査を受け、全員の陰性が確認された。4日に施設隔離を終え、5日から1週間、自宅もしくはホテルでの隔離を経て事業活動を始める見通しだ。

ミャンマーは7月末を期限に国際線旅客機の着陸禁止措置を継続しているが、特別入国は、日本から帰国するミャンマー人向けの救援便に邦人が同乗することで初めて実現した。全日空(ANA)が6月26日、成田空港と最大都市ヤンゴンを結ぶ救援便を運航した。

日本の政府開発援助(ODA)で進めるインフラ事業に携わる20人が対象となった。一行は26日の到着後、政府が指定する空港そばのホテルで隔離に入り、7月2日にPCR検査を実施。4日午前までに、ミャンマー政府から新型コロナの陰性証明書と、規定の施設隔離を終えたことを示す証明書が発行された。

ミャンマー政府は今回の特別入国に当たり、日本で旅客機に搭乗するまで1週間の自宅隔離とPCR検査に基づく陰性証明書の取得を求め、ミャンマー入国後は1週間の施設隔離と再度のPCR検査、さらに1週間の自宅(もしくはホテル)隔離を義務付けた。

特別入国した建設大手の駐在員によると、PCR検査の実施がずれ込み、施設での滞在日程が1日延びたものの、手順はほぼ予定通り進んでいる。20人の隔離が終わるのは10日で、7月第3週以降は従来の事業活動に復帰できる見込みだ。

特別入国者とともに帰国したミャンマー人は179人で、大半は無料で滞在できる僧院や公共施設などを活用した施設で隔離に入っている。全員のPCR検査が終わったかはまだ定かではないが、5日午前までに日本からの帰国者への感染は報告されていない。

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