【インドネシア】ジョリーグッド、VRで遠隔の介護人材教育[サービス](2020/06/25)
ジョリーグッド(東京都中央区)は24日、同社が展開する仮想現実(VR)を使った外国人材介護教育サービス「CareVR(ケアブイアール)」がインドネシアで導入されると発表した。海外での導入はベトナム、ミャンマーに続いて3カ国目。
人材紹介会社セティアマネジメント(名古屋市)と提携する現地の日本語学校や人材送り出し機関などに対し、ケアブイアールを提供する。ケアブイアールは外国人が日本に入国する前に、介護の技術をVRでトレーニングできる教育ソリューション。遠隔で一対多の授業を実施できる多接続リモートVR教育システムで、日本にいる講師がインドネシアの自宅にいる受講者に授業を実施する。
ジョリーグッドによると、インドネシアでは新型コロナウイルスの感染拡大を背景にオンライン授業は普及し始めているものの、介助技術などの実習ができないことが人材教育の課題となっていた。ケアブイアールの導入で、オンライン授業でリアルなVR実習が可能になるという。
ケアブイアールでは、受講者が日本での実際の介護の流れを介護士や高齢者の視点で体験学習でき、短時間での理解・習得などが期待できる。また事前に日本の介護現場を仮想体験することで、就業後の早期退職の防止や日本文化へのスムーズな順応が見込まれる。