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【マレーシア】マレー鉄道複線化、完成は22年10月に遅延[運輸](2020/06/23)

マレーシアのムスタパ・モハメド首相府相(経済担当)は、マレー鉄道公社(KTMB)のグマス(ヌグリスンビラン州)―ジョホールバル(ジョホール州)間の複線電化工事(EDTP)の完成が2022年10月にずれ込むとの見通しを明らかにした。遅延による追加費用は発生しないという。ニュー・ストレーツ・タイムズなどが22日伝えた。

ムスタパ首相府相によると、土地収用の遅れや、新型コロナウイルス感染症対策の活動制限令が遅延の原因。完成は21年10月の目標から1年遅れる。現在、工事は60%が完成している。3月18日から発令された活動制限令の影響は、進捗(しんちょく)率に換算して1.6%という。

総工費は95億5,000万リンギ(約2,390億円)。車両の調達費4億リンギ超や、コンサルティング費2億リンギが含まれる。

首相府相は「活動制限令の影響はわずか。遅延による費用増もない」と強調した。EDTPの工事区間は192キロメートルで、11駅を持つ。KTMBが進めてきた複線電化事業の最終区間となり、完成すれば都市間急行列車の運行により、首都クアラルンプールとジョホールバルを約3時間半で結ぶ予定だ。

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