【ミャンマー】ネザスHD、7月1日にトヨタ店開業[車両](2020/06/23)
トヨタ自動車系販売会社NEZAS(ネザス)ホールディングス(HD、宇都宮市)は7月1日、ミャンマー最大都市ヤンゴンでトヨタ車の販売を開始する。初年度は、700台の販売と、売上高23億円を目指す。
1号店「トヨタ・トーウィン」をマヤンゴン郡区トーウィン通り沿いに開き、タイやインドネシア、日本から輸入したモデルを販売する。6月15日には、先行して自動車整備のサービスを開始した。
ネザスHDは当初、1月の開業を目指していたが、新型コロナウイルスの影響などでオープンがずれ込んだ。担当者によれば、現在は帰国中の1人を含め、現地には日本人4人が常駐する体制となる。現時点で2号店以降の出店計画は決まっていないという。
販売店の運営は、地場ヒンター・グループ・ホールディングスと設立した合弁会社「ヒンター・ネザス」が担う。
ネザスHDは、栃木トヨタ自動車や福島トヨタ自動車を傘下に持ち、グループで自動車販売、点検・整備のほか、カーリースやカー用品の販売などの事業も展開している。
ミャンマーでは、中古車の輸入規制が厳格化された2017年以降、中間層の間で新車需要が急増。ミャンマー自動車協会(AAM)によれば、20年1~3月の新車販売台数は6,299台で、前年同期比36%増だった。新型コロナの影響で、車両登録を行う道路交通管理局(RTAD)が一時業務を停止していたが、5月11日に業務を再開している。