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【タイ】5月の産業景況感78.4、制限緩和受け上昇[経済](2020/06/19)

タイ工業連盟(FTI)は18日、2020年5月の産業景況感指数(TISI、100以上が好感)が前月から2.5ポイント上昇して78.4だったと発表した。新型コロナウイルス感染症の拡大により、4月に2桁下落するなど3カ月連続で下落していたが、5月は政府の新型コロナ対策が奏功し、経済活動の制限緩和が始まったことから、4カ月ぶりに上昇した。

景況感指数を業種別に見ると、45業種中18業種が上昇した。このうち自動車は112.0から113.3、自動車部品は96.5から98.8となり、いずれも10ポイント以上下落した前月から上昇に転じた。景況感指数の目安となる100以上となったのは10業種で、前月と変わらなかった。

企業の規模別では、大企業が4.8ポイント増の99.5、中堅企業は7.9ポイント増の81.3と上昇に転じる一方、小規模企業は0.8ポイント減の55.2と、14カ月連続で下落した。

企業の業態別では、輸出型企業が2.2ポイント増の85.5、内需型企業は2.3ポイント増の76.1と、ともに上昇に転じた。

3カ月後の見通し指数は2.7ポイント増の91.5となり、8カ月ぶりに上昇した。

指数は「良い、良くなった」と回答した企業の割合から「悪い、悪くなった」と回答した企業の割合を差し引き、100ポイントを足した値。今回は製造業1,157社が回答した。

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