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【インドネシア】再開発終え4駅開業、首都の交通網統合で[運輸](2020/06/18)

インドネシアの首都ジャカルタで17日、首都の公共交通機関が相互に乗り入れる4つの統合駅が開業した。記念式典にはエリック国営企業相、ブディ・カルヤ運輸相、ジャカルタ特別州のアニス知事らが参列した。

国鉄クレタ・アピ・インドネシア(KAI)とジャカルタの都市高速鉄道(MRT)を運営する州営MRTジャカルタの合弁会社モダ・インテグラシ・トランスポルタシ・ジャボデタベックが、首都圏交通網の統合の一環として駅の再開発を進める。同日は第1弾として、改修を終えたタナアバン駅とスディルマン駅、パサールスネン駅、ジュアンダ駅の4駅が統合駅として開業した。

いずれも州営バス「トランスジャカルタ」のバス停を整備したほか、バイクタクシーや無料のマイクロバス「ジャクリンコ」、オート三輪「バジャイ」タクシーなどの停車に必要なスペースを確保し、乗り継ぎの利便性を高めている。

エリック国営企業相は「統合駅の開業は、国営企業、公営企業、民間企業の健全なエコシステム(ビジネス生態系)の構築によるもの。地域の利用者に総合的な交通サービスを提供できる」と述べた。

またブディ運輸相は「今後、公共交通機関の統合をさらに進めていきたい」と発言。アニス知事は第2弾として、ジャカルタ市内の5駅を同様に再開発する考えを示した。

統合駅では、鉄道から各種交通機関への乗り換えを容易にして利便性を高める(アンタラ通信)

統合駅では、鉄道から各種交通機関への乗り換えを容易にして利便性を高める(アンタラ通信)

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