【フィリピン】アヤラランドとPLDT、起債を計画[金融](2020/06/18)
フィリピンの不動産開発大手アヤラ・ランド(ALI)と通信大手PLDTは17日、それぞれ社債発行を通じた資金調達計画を明らかにした。ALIは最大100億ペソ(約214億円)、PLDTは6億米ドル(約643億円)を調達する。
ALIの社債発行は、500億ペソ規模の起債計画の第4弾。償還期限2年、表面利率3%の固定利付債を60億ペソ相当発行する。需給状況により追加発行する場合、調達額は合計で最大100億ペソになる。
PLDTは10年物と30年物の米ドル建てで無担保の固定利付債を発行する。表面利率は10年物が2.5%、30年物が3.45%で、発行額はそれぞれ3億米ドルを予定している。
同社が海外の債券市場から資金を調達するのは18年ぶり。30年物の長期社債の発行はフィリピンの民間企業では初めてという。調達資金は借入金や社債の償還に充てるほか、一部は設備投資に振り向ける。