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【台湾】台湾中央銀、政策金利を据え置き[金融](2020/06/19)

台湾中央銀行(中銀)は18日に開いた理監事会で、政策金利を1.125%に据え置くことを決定した。過去最低の金利水準を維持する。新型コロナウイルス感染症の域内感染状況が落ち着き、経済が正常に動いていることを理由に挙げた。

経済日報によると、市場では「今後の利下げ余地を残すために据え置いた」との見方も出ている。

中央銀は、台湾の2020年の経済成長率を前年比1.52%と予測し、3月時の1.92%成長から0.4ポイント引き下げた。行政院主計総処(統計局)が予測する1.67%よりも低い。

新型コロナウイルスが台湾の財貨輸出とサービス輸出に悪影響を与えるとして、経済成長率を下方修正した。一方、域内の感染防止策の規制緩和や各種の経済振興策、民間・政府の投資拡大を好材料に挙げ、成長率は四半期ごとに上向くと見通した。

消費者物価指数(CPI)は前年比0.01%上昇、価格の変動幅が大きい野菜と果物、エネルギー価格を除いたコアCPIは0.36%の上昇とそれぞれ予測した。

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