【香港】2Q香港GDP9.4%減と予測、モルガン[経済](2020/06/17)

米金融大手モルガン・スタンレーはこのほど発表したリポートで、2020年第2四半期(4~6月)の香港の域内総生産(GDP)成長率が実質で前年同期比9.4%減になるとの予測値を発表した。足元では新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めが掛かっていることからこの四半期で底入れし、下半期(7~12月)は同5%減と下げ幅が縮小するとみている。16日付香港経済日報などが伝えた。

20年通年では前年比7%減を予想し、前回予測の4%減から大幅に下方修正した。シンガポールの6.5%減を下回り、アジアでは最低の予測値となる。

アジア域内では、中国本土の回復が最も早く、今年第3四半期(7~9月)には新型コロナ流行前の水準に回復すると予想。次いで、韓国、台湾が第4四半期(10~12月)から来年第1四半期(1~3月)の間にプラス成長を回復し、香港、シンガポール、タイ、マレーシアは来年第2四半期にずれ込む見通しを示した。

新型コロナが収束傾向にあるにもかかわらず香港の回復ペースが遅いのは、香港経済の外需への依存度が大きく、欧米を含む海外市場低迷の影響を受けることや、政治情勢が依然不安定なためと説明した。

同社は、香港政府が打ち出した経済刺激策はGDPの11.8%に相当し、アジア域内平均の9%より大きいと評価。さらなる刺激策を打ち出す財政余力があると指摘した。

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