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【インドネシア】首都警備隊、オフィスの勤務状況を見回りへ[経済](2020/06/09)

インドネシアの首都ジャカルタ特別州のアニス知事は8日、新型コロナウイルス感染対策として実施中の「大規模な社会的制限(PSBB)」の移行期に、企業が事務所に出社させる人数を5割以下に限定して業務を行っているかどうか、自治体警備隊による見回りを行うと明らかにした。

州は8日から、オフィスや工場については、収容人数の5割以下に制限した上で活動を認めている。アニス知事は「社員の勤務態勢を調整するのは企業の判断に委ねているが、(通勤ラッシュなどが生じるのを防ぐため)2グループ以上に分割して時間差出勤させてほしい」と求めた。

アニス知事はこの日、都市高速鉄道(MRT)の駅や、通勤鉄道のスディルマン駅近くの歩道などを視察した。公共交通機関の利用者はまださほど多くなく、混雑は生じていないとの見方を示した。

アニス知事は先に、2回の警告を無視して収容人数などの規定に違反したオフィスや商業施設などには、強制的に閉鎖を命じる方針を明らかにしていた。

保健省によると、ジャカルタの8日時点の累計感染者数は8,121人。前日から89人増えた。死者は前日と変わらず529人だった。

アニス知事は8日、MRTの駅などを視察した(知事公式フェイスブックより)

アニス知事は8日、MRTの駅などを視察した(知事公式フェイスブックより)

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