【フィリピン】生保インシュラー、デジタル化に5億ペソ[金融](2020/06/05)
フィリピンの生命保険大手インシュラー・ライフは3日、業務のデジタル化に5億ペソ(約11億円)以上を投資する方針を明らかにした。4日付マニラタイムズなどが伝えた。
ニナ・アグアス会長は、新型コロナウイルス感染が拡大する中で、デジタル技術が販売、顧客サービスに役立っていると指摘。デジタル化への投資を拡大する意向を示した。
新型コロナの感染拡大を受けて、同社はファイナンシャル・アドバイザーが顧客と対面することなく、生保商品の契約手続きを済ますことができるシステムを導入した。同システムでは、顧客は書類への自筆のサインが不要となる上、支払いもデジタル化され、感染リスクを軽減できるという。
同社は2015年から業務のデジタル化を推進。生保の申請を自動的に処理し、30分以内に加入の是非を判断する「自動引き受けシステム(AUS)」などを導入している。