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【香港】1Qマカオ成長率、過去最悪マイナス48.7%[経済](2020/06/02)

マカオ政府統計局は5月30日、2020年第1四半期(1~3月)の実質域内総生産(GDP)が前年同期比で48.7%減となったと発表した。マイナス成長は5四半期連続で、減少幅は前期(19年10~12月)から40.6ポイント拡大し、四半期ベースで過去最大となった。新型コロナウイルス感染拡大防止策で流行の食い止めに成功したものの、世界的な経済活動の停滞でサービス輸出が打撃を受けた。

サービス輸出は60.0%減と、減少幅は52.5ポイント拡大。各国の渡航制限を受け、基幹産業のカジノサービスは61.5%減と大幅に落ち込んだ。その他観光サービスも63.9%減少した。

内需は個人消費支出が15.2%減少。外出自粛と先行き不透明感の高まりで消費が冷え込み、前期(2.7%増)からマイナスに転じた。これに対し、政府最終消費支出は感染予防・医療物資の買い上げや経済対策の効果で5.0%増加。伸び幅は前期から3.1ポイント拡大した。

固定資本形成総額(固定資産投資)は37.2%減少。減少幅は前期から22.7ポイント拡大した。新型コロナの影響を受けた工期の遅れや不動産取引の減少が響いた。

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