【中国】スミトロニクスと大日光、無錫にEMS工場[IT](2020/05/26)

住友商事は25日、子会社でEMS(電子機器の受託製造サービス)を手掛けるスミトロニクス(東京都千代田区)を通じて、電子機器製造の大日光・エンジニアリング(栃木県日光市)と共同で江蘇省無錫市にEMS事業の新工場を設立すると発表した。スミトロニクスが中国に自社工場を設けるのは初めて。華東地区におけるEMS需要を取り込み、収益基盤の拡大を図る。

6月中に合弁会社「蘇拓電子(無錫)」を設立し、順次生産を始める。資本金は4,500万元(約6億7,900万円)で、出資比率は住友商事の連結子会社である住商電子(上海)が86%、大日光・エンジニアリングの中国子会社の賽斯電子(無錫)が14%。

スミトロニクスはこれまで、中国での製造を現地企業に委託していた。住友商事によると、中国では自動車や家電製品の国内需要が増加しており、EMSの需要も拡大基調にある。特に車載分野では、より高品質で競争力の高い電子機器の基板実装が求められる。一方で、スミトロニクスの中国市場における自動車関連EMSのシェアはまだ小さく、拡大できる可能性があると見込む。

大日光・エンジニアリングは、自動車業界で広がる「CASE(ケース=コネクテッド、自動運転、シェアリング、電気自動車)」を背景に電子化が進む車載関連電子機器の開発・受託製造を2004年から無錫工場で手掛けている。住友商事は「大日光・エンジニアリングと業務提携することでより確実に実績を上げることができると見込んだ」(広報担当者)と説明した。

車載分野に加え、今後需要が高まる産業、医療、環境インフラといった分野の取引拡大にも取り組む。

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