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【タイ】4月の産業景況感75.9、11年ぶり低水準[経済](2020/05/21)

タイ工業連盟(FTI)は20日、2020年4月の産業景況感指数(TISI、100以上が好感)が前月から12.1ポイント下落して75.9だったと発表した。下落は3カ月連続で、指数は2009年4月以来の低水準となった。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う政府の封鎖政策が影響し、とりわけ耐久消費財の消費が落ち込んだとした。

景況感指数を業種別に見ると、45業種中38業種が下落した。このうち自動車は123.3から112.0、自動車部品は108.7から96.5となり、いずれも10ポイント以上下落した。景況感指数の目安となる100以上となったのは10業種で、前月から4業種減った。

企業の規模別では、大企業が12.1ポイント減の94.7、中堅企業は14.9ポイント減の73.4、小規模企業は13.4ポイント減の56.0と、いずれも大幅に下落した。

企業の業態別では、輸出型企業が10.4ポイント下落の83.3、内需型企業は12.3ポイント下落の73.8となった。

3カ月後の見通し指数は7.2ポイント下落して88.8となり、7カ月連続で悪化した。

指数は「良い、良くなった」と回答した企業の割合から「悪い、悪くなった」と回答した企業の割合を差し引き、100ポイントを足した値。今回は製造業1,102社が回答した。

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