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【カンボジア】縫製業界、出荷先に支払い呼び掛け[繊維](2020/05/06)

カンボジア縫製協会(GMAC)は4日、海外の出荷先に対し、カンボジアへの発注を続けるとともに、納品または出荷済みの縫製品への支払いを行うよう呼び掛けた。新型コロナウイルス感染症の拡大による需要減に伴い、カンボジアでは既に約180の縫製工場が操業を一時停止するなど、大きな影響が出ている。クメール・タイムズ(電子版)が5日伝えた。

GMACによると、新型コロナの影響で縫製の注文取消しが相次いでいる上に、支払いが行われない例も多い。GMACは出荷先への公開書簡で「苦境にあるのは理解するし、支払い条件の交渉にも応じる。ただし、支払いの不履行は受け入れない」と強調した。

GMACによると、休業中の180カ所に加え、約60の工場が操業停止を検討している。縫製産業では15万人以上の労働者が休職に追い込まれており、影響は労働者の家族200万人にも及ぶとみられる。

労働省は先に、第2四半期(4~6月)の縫製・履物の輸出は、前年同期から50~60%減少するとの見通しを示した。5~6月は受注がほとんど入っていないという。

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