【マレーシア】インソンと住商、FPSO事業の条件に合意[運輸](2020/04/30)

マレーシアの海洋サービス事業者インソン・ホールディングスは28日、住友商事と共同で進めるブラジル沖合の浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)の保有・用船事業について、住友商事などと出資比率などの条件に合意したと発表した。同事業は2023年第1四半期(1~3月)に、25年間で総額54億米ドル(約5,750億円)の契約をブラジル石油公社 (ペトロブラス)と締結する見込みだ。

インソンの声明によると、インソンの完全子会社インソン・アカシア(YAL)が75%、住友商事の完全子会社ジャパン・オフショア・ファシリティー・インベストメント1(JOFI)が25%をそれぞれ出資するインソン・ボロニア・コンソーシアム(YBC)を通じて、同事業を進める。ペトロブラスとは、YBC傘下のインソン・ボロニア・プロダクション(YBP)が用船契約、YBP傘下のインソン・ボロニア・セルビコス・ド・オペラサオ(YBS)がFPSOのサービス契約をそれぞれ締結する。

YBCは、インソンが19年1月に資本金1,002万米ドルで設立。JOFIは今回の合意により、YBCの新株334万株を引き受けるほか、JOFIとYALはそれぞれYBCに対し、最大で1,310万米ドルと3,930万米ドルの株式転換型の貸し付けを行う。

インソンと住友商事は、2018年4月にFPSOや浮体式海洋石油・ガス貯蔵積出設備(FSO)を保有・用船する事業を長期にわたり共同で進めることで覚書を締結していた。住友商事はこのほか、ガーナ沖でFPSOを操業するインソン子会社の株式26%を、川崎汽船、日揮、日本政策投資銀行とのコンソーシアムを通じて保有している。

インソンは昨年10月、YBPがペトロブラスからFPSO用船の発注内示書(LOI)を受け取ったと発表。FPSO「マルリム2」を、ペトロブラスが保有するブラジルのカンポス海盆北東沖マルリン鉱区に配備する予定だ。

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