【中国】入国者の心理ケア強化、隔離による混乱予防[社会](2020/04/24)
中国国家衛生健康委員会、民政省、国家移民管理局などは21日、海外から入国する人たちへの心理ケアを強化する方針を打ち出した。新型コロナウイルスの感染予防策として実施される14日間の隔離措置などにより、入国者がパニックやノイローゼにならないよう予防に努める。
事前の理解不足が原因で入国者が混乱を来さないよう、空港や港湾、隔離施設、病院などでは新型コロナに関する知識と中国の防疫政策についての周知を徹底する。入国管理の主要拠点と隔離施設には心理ケアの専門家またはソーシャルワーカーを配置し、必要に応じて個別のケアを提供する。隔離期間中は対象者の生活に可能な限り便宜を図り、電話やインターネットを通じて家族、友人らと連絡を取り合える環境を提供する。
一方、入管などで心理面に問題がありそうな入国者を見つけた場合は、度合いに応じて公安や医療機関が対処する。