【カンボジア】上海市が医療物資、新型コロナ対策支援で[医薬](2020/04/23)
カンボジアの首都プノンペン当局は21日、新型コロナウイルス感染対策を支援するために中国の上海市が贈ったマスクなどの医療物資を受け取った。クメール・タイムズ(電子版)が22日伝えた。
上海市政府が、使い捨てマスク2万枚、医療用の「N95マスク」3,000枚、防護服500着をプノンペンの医療従事者向けに提供した。贈呈式に参加した中国の王文天・駐カンボジア大使は、「カンボジアが支援を必要とする限り、われわれは物資を提供していく」とあいさつ。中国の医療従事者がカンボジアで新型コロナ対策を支援していることにも言及した。
プノンペンのコウン・スレン知事は上海市に謝辞を述べた上で、「カンボジアでは(感染者122人のうち)110人が回復したと報告されている。残りの感染者の治療が続く中、われわれは油断してはならない。常に適切な衛生状態を保つよう注意するべきだ」と強調した。
中国からカンボジアへの支援では今月上旬、中国政府が総額50万米ドル(約5,400万円)相当の医療物資をカンボジア保健省に贈っていた。