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【中国】コロナ警戒で外出制限、ロシア国境の綏芬河[社会](2020/04/09)

ロシアとの国境に位置する黒竜江省綏芬河市政府は8日、同市へ陸路で入国する渡航者に新型コロナウイルス感染症(COVID19)の「輸入症例」が急増していることを受け、市民の外出を制限する閉鎖式管理措置を開始した。7日夜には、ロシア・ポグラニチニとの間の国境ゲートを一時的に閉鎖した。

綏芬河市の7日付通達によると、全ての小区(集合住宅)の出入口は1カ所とし、小区への人や車両の出入りを厳格に管理する。小区住民の外出は3日に1回、生活必需品を購入するために各世帯1人しか認めない。薬局やホテル、生活と防疫に必要や物資を供給する商店以外の店は一律で営業を停止させる。

綏芬河ではここ数日、モスクワ―ウラジオストク―綏芬河のルートで帰国し、新型コロナへの感染が確認された中国人が急増している。

中国新聞社電によると、綏芬河で今月1日に確認された新規輸入症例は4人、3日に2人だったのが、4日には13人、5日と6日には各20人、7日には25人がそれぞれ報告された。綏芬河に近いロシア極東ウラジオストクの中国総領事館は7日、ロシア国内の中国人に対して綏芬河経由で帰国しないよう「強力な注意喚起」を行っている。

■内モンゴルの国境でも感染者増

中国新聞社電によると、内モンゴル自治区でもロシアから陸路で入国する渡航者の輸入症例が増加している。同自治区満州里市では8日、ロシア・ザバイカリスクとの間の国境道路ゲートが一時的に閉鎖された。

同自治区では6日午前7時から8日午前7時までに新たに6人の輸入症例が確認され、うち5人がモスクワからの渡航者だった。

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