【韓国】２月の訪日韓国人８割減、新型コロナ影響［観光］（2020/03/20）

日本政府観光局（ＪＮＴＯ）が19日発表した訪日外国人客数によると、2020年２月に日本を訪れた韓国人は前年同月比79.9％減の14万3,900人（推計値）だった。日韓関係が悪化した昨年７月以降、訪日韓国人数は毎月急減しているが、新型コロナウイルス感染症の影響で下げ幅が拡大した。

ＪＮＴＯは「最近の日韓情勢に加え、昨年は２月にあった旧正月連休が今年は１月だったことや、新型コロナによる航空便の一時運休・減便などが響いた」と説明した。

３月以降は、日本政府が韓国からの入国者に対する入国制限を強化したことから、訪日韓国人観光客はさらに減少するとみられる。

一方、１月の訪日外国人旅行客の総数は、前年同月比58.3％減の108万5,100人だった。訪日中国人客数は、新型コロナの影響で87.9％減の８万7,200人に激減した。このほか、台湾（44.9％減）、香港（35.5％減）なども大幅に減少した。

日本政府は、東京五輪・パラリンピックに合わせて年間4,000万人の訪日外国人の誘致を目標としてきたが、達成は事実上困難になった。