【ミャンマー】4月末まで全幼稚園を閉鎖、新型コロナ対策[医薬](2020/03/17)
ミャンマー社会福祉・救済復興省は、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、全国の全ての幼稚園と保育園に対して4月30日まで閉鎖するよう通達した。ミャンマー・タイムズ(電子版)が15日伝えた。
同省社会福祉局のサン・サン・エー局長は「新型コロナウイルス感染症の予防対策として、大勢の幼児や乳児が集まる幼稚園や保育園などを閉鎖する」と説明した。
社会福祉局によると、同局が運営する幼稚園は137カ所、児童養護施設は1カ所。民間運営の幼稚園は944カ所、民間児童養護施設は8カ所、ボランティア運営の幼稚園は1,955カ所あり、全てが閉鎖対象となる。
政府は13日夜、全ての大規模集会を4月30日まで禁止すると発表。ミャンマー正月(ティンジャン)の恒例イベントなど大勢の人々が集まるイベントや式典も含まれる。
保健・スポーツ省公衆衛生局傘下の中央疫病対策室(Central Epidemiology Unit)のキン・キン・ジー副室長は「国民は、大統領府の通達に従い、混雑した場所を避けなければならない」と強調した。
大統領府の通達では国民に対して、発熱や息切れ、乾いた咳など新型コロナウイルス感染症の症状が出た場合はすぐに、地元当局に連絡するよう再度求めた。
ミャンマー国内では14日現在、新型コロナウイルスの感染者は確認されていない。