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【インドネシア】各地で休校、コロナ対策で外出自粛要請[社会](2020/03/16)

ジャカルタ特別州政府は、独立記念公園(モナス)広場など23カ所の観光施設を29日まで閉鎖する=14日、ジャカルタ(NNA撮影)

ジャカルタ特別州政府は、独立記念公園(モナス)広場など23カ所の観光施設を29日まで閉鎖する=14日、ジャカルタ(NNA撮影)

インドネシアの首都ジャカルタ特別州のアニス知事は14日、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、州内のすべての小中高校を16日から28日までの約2週間、休校にすると発表した。

16日から始まる予定だった職業訓練高校(SMK)3年生の卒業の可否を決める全国統一試験は延期する。

さらに、独立記念公園(モナス)やジャカルタ北部の娯楽施設「アンチョール」、博物館など観光施設23カ所について、29日まで閉鎖する方針も表明した。

アニス知事は15日、ツイッターの自身の公式アカウントを通じて、「ジャカルタ市民に対してウイルスの感染拡大を防ぐためには住民の協力が欠かせない」と発表。不要不急の外出や集会行事は自粛するよう呼び掛けた。

ジャカルタ在留邦人の子息が通う日系の学習塾もこの措置を受け、春休みの特別講習が軒並み休講となった。

アニス知事は先に、毎週日曜日に首都の目抜き通りを歩行者に開放する「カーフリーデー」についても、15日と22日は実施しないと発表。6月6日に開催予定だった電気自動車(EV)の全公道レース「フォーミュラE」も延期する方針を示していた。

ジャカルタのほか、西ジャワ州バンドン市、チルボン市、デポック市も16日から約2週間の休校を決定。同州デポック市にあるインドネシア大学は18日から、ジョクジャカルタ特別州にあるガジャマダ大学は16日から、インターネットを使った遠隔授業で講義を行う方針を明らかにした。

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