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【台湾】自費検査で入境者の隔離免除も、指揮中心[社会](2020/03/16)

台湾衛生福利部(衛生省)中央流行疫情指揮中心の陳時中指揮官は12日、海外からの訪台者に対し、新型コロナウイルス感染症の自費での検査を許可する方向で検討していると明らかにした。入境後の自宅隔離を避けたい訪台者に配慮する考え。13日付聯合報などが伝えた。

陳指揮官は、「ビジネス目的で入境する人は一般的に短期間の滞在を予定しており、14日間の自宅隔離などを求めた場合、入境目的を果たすことができない」と指摘。短期滞在を予定する訪台者に対しては、自費での検査を許可し、感染が確認されなければ、入境後の隔離などを免除する考えだ。

ただ新型コロナウイルスには潜伏期間があり、体内のウイルスが少ない場合には感染が確認できない恐れもある。陳指揮官はこれらの点を考慮し、慎重に検討を進める方針を示した。

■大型営業場所の防疫ガイド

同中心は13日、百貨店売り場や映画館などを含む「大型営業場所」を対象とした防疫ガイドラインを発表した。出入り口での体温測定や入場管理、換気・消毒活動の強化などを盛り込んだ。

大型営業場所は、百貨店売り場や映画館、フィットネスジム、室内遊技場、宿泊施設などを含む。映画館では間隔を置いて座席に座らせるよう要求。発熱が確認されれば入場を拒否し、入場料などを取っていた場合は払い戻しを行うよう求めた。

14日付自由時報によると、業者はガイドラインを基に防疫作業を行い、各地方政府が監督するよう要請する。同中心は、地方政府が感染リスクが高い大型営業場所だと判断した場合、業者がガイドラインに従わなければ処罰を下すこともあり得ると説明した。

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