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【シンガポール】新たに12人感染、計178人(11日)[社会](2020/03/12)

シンガポールの保健省は11日夜、新型コロナウイルスの感染者を同日正午時点で新たに12人確認したと発表した。8人は海外で感染したもようで、日本に滞在していた人が含まれる。1人は海外で感染した人に濃厚接触しており、もう1人は国内最大のクラスター(患者集団)が感染源となっている。残り2人の感染経路は明らかになっていない。感染者数は累計178人となった。

海外で感染したとみられる8人のうち、37歳の英国人女性は2月24日から3月4日まで日本、3月4日から8日まで英国にそれぞれ滞在。11日に感染が確認された。

31歳、40歳、44歳のシンガポール人男性3人はいずれも2月15日から3月7日までフランスを訪問していた。この期間に同じくフランスに滞在していた30歳のシンガポール人男性は既に感染が確認されている。

27歳のシンガポール人男性は2月25日から3月6日にかけてフランスとスペインを訪問。26歳のシンガポール人男性は2月14日から24日まで米国、28日から3月1日まで英国に滞在していた。

56歳のインドネシア人女性は、インドネシア滞在中の6日に発症。9日にインドネシアからシンガポールに入国していた。

37歳のフィリピン人男性は2月11日から19日と、2月23日から3月2日にそれぞれフィリピンに滞在。肺炎の症状がある親戚と濃厚接触しており、シンガポールに戻った後の11日に感染が確認された。

フィリピン人男性の家族で、シンガポールの労働ビザを持つ35歳のフィリピン人女性も10日に感染が確認された。女性はウン・テンフォン総合病院(NTFGH)の看護師として勤務しており、自宅は西部ジュロンにある。

67歳のシンガポール人女性は、国内最大のクラスターである、西部ジュロンにある兵役軍人向けのコミュニティー施設SAFRAジュロンで2月15日に開催された夕食会が感染源だった。

47歳のシンガポール人男性と42歳のフィリピン人女性の感染経路は分かっていない。

11日正午時点で新型コロナウイルスのため入院しているのは82人。うち重篤な状態で集中治療室(ICU)に入っているのは、前日から3人減って9人となった。退院者は96人。今のところ死者は出ていない。

保健省は感染経路や他の感染者との関連が明らかになっていない10人について、引き続き調査を進めている。

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