【マレーシア】韓伊イランから入国拒否、13日開始[社会](2020/03/12)
マレーシア政府は11日、今月13日から新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)が流行している韓国、イタリア、イランからの入国を拒否すると発表した。スター(電子版)などが伝えた。
アダム・ババ保健相が同日の閣議後に明らかにした。これら3カ国に滞在する外国人や、3カ国を経由しての入国も禁止する。マレーシア人がこれら3カ国から帰国する場合、14日間の自宅での隔離措置となる。
東マレーシアのサバ州では先行して、中国と韓国からの全航空便の運航を停止するほか、10日からイタリア、イランからの入境を禁止している。
■ペナンで初の感染者、買い占め騒ぎも
ペナン州では、10日に州内初の新型コロナウイルス感染者が見つかったことで、地元のスーパーマーケットでの買い占めが起きている。東方日報によると、州内の一部スーパーマーケットでは、トイレットペーパーやビスケット、インスタント麺などが棚から消えたという。
ペナン州初の新型コロナウイルス感染者は、同州バヤンレパス地区に拠点を構える米系モトローラ・ソリューションズ勤務の技術者。クアラルンプールの感染者と最近接触があったという。
州内の一部小学校や幼稚園では、同社従業員の子どもの登校を禁止した。
マレーシアでの新型コロナウイルス感染者数は、11日正午時点で新たに20人が確認され、計149人となっている。