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【ミャンマー】改憲審議の採決を開始、軍人枠削減など否決[政治](2020/03/11)

ミャンマーの連邦議会は10日、憲法改正案に関する決議を開始した。9日に分けて投票を行うため、全ての結果が出るのは20日になる見通しだが、焦点のひとつである軍人議員枠の削減が否決された。

改憲案をめぐっては、与党である国民民主連盟(NLD)が主導する両院の合同委員会が2本の改正案を提出。2月25日から審議が行われていた。約140項目に及ぶ論点が出ており、9回に分けて1日1回ずつ票決を行う。NLDは、外国籍の親族がいるミャンマー人が大統領になれないと定める項目の変更のほか、改憲に必要な下限としている上下両院議席75%以上の賛成について、割合を引き下げることなどを求めている。

現行の憲法では定数の25%を軍人に付与しているため、NLDが求める改憲の実現は難しい。10日に軍人議員枠の削減が否決され、行く手を阻まれた格好だ。

3月5日まで行われた審議では、合計149議員が発言したが、国軍議員は激しく反発していた。

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