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【台湾】自動車各社、部品不足で操業日減少か[車両](2020/03/06)

5日付工商時報によると、台湾の自動車メーカーが、今月上旬から域内工場の操業日数を減らしているもようだ。新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の影響を受けた部品不足が背景にある。

各社は1週間の操業停止、1日当たりの操業時間の短縮、週休4日制などを導入。従業員には先々の休暇を前倒しで取得させている。ただ、給与を支払わず休暇を強制取得させる「無給休暇」は実施していないという。

一方、今月下旬には中国からの部品供給が回復に向かうとみており、生産ラインも通常通りに復旧する見通し。

自動車販売大手の福特六和(米フォード・モーター系)は、「2月は中国からの部品供給が滞り、思うように生産ができなかった」と指摘。ただ、部品の調達先を中国の協力工場から欧州の工場に切り替えたことに加え、中国の工場も順次復旧していることから、今月下旬には部品の供給体制が整うとの見方を示した。

一方、国瑞汽車(トヨタ自動車系)は「当初はサプライチェーンの断裂を危惧し、春節(旧正月)連休明けに一部車種の生産量を減らしたが、部品供給に問題がないことを確認し、3月以降は通常の生産体制に戻っている」と説明。桃園市観音工場では残業体制を取り、2月分の生産を補っているという。

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