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【ベトナム】ユニクロ、ハノイ1号店がきょうオープン[商業](2020/03/06)

カジュアル衣料ブランド「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングはきょう6日、ベトナムのハノイに同国2番目となる「ユニクロ・ビンコム・ファムゴックタック」店をオープンする。これに先立つ5日にNNAなどと会見を開き、ユニクロベトナムの池添修・最高執行責任者(COO)は、「近く、ハノイは3店舗体制にする」計画を明らかにした。

ユニクロがハノイ1号店をオープン。ホーチミン市で初日に完売したベトナムオリジナルTシャツを再販する=5日、ハノイ

ユニクロがハノイ1号店をオープン。ホーチミン市で初日に完売したベトナムオリジナルTシャツを再販する=5日、ハノイ

ハノイ1号店は、ドンダー区の商業施設「ビンコムセンター・ファムゴックタック」の1~2階に入居した。総面積は約2,500平方メートル。1階部分(約700平方メートル)は主力商品でユニクロの世界観を表現し、2階(約1,800平方メートル)にはメンズ、レディース、キッズ向けのグローバルラインアップがそろう。同店には、パリ発信の「ユニクロユー」ブランドの商品やコラボTシャツなどが人気のUTコーナーも設けている。

会見で「ハノイに新たに2店舗をオープンさせる計画がある」と明かしたユニクロベトナムの池添COO(右)=5日、ハノイ

会見で「ハノイに新たに2店舗をオープンさせる計画がある」と明かしたユニクロベトナムの池添COO(右)=5日、ハノイ

池添氏は会見で、ハノイへの進出に際して「新たな一歩を踏み出した」などと述べ、ホーチミン店と同様にベトナム人アーティストとコラボした内装やハノイのコミュニティーとの協働を目指す取り組みなどを紹介した。また、ホーチミン店で即日完売となったベトナムのオリジナルデザインTシャツを再生産し、ハノイでの出店に間に合わせた。

新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の影響について、「現時点ではベトナムの2店舗の商品に影響はない」(池添氏)と記者からの質問に答えたが、3~4月の生産予定分では一部遅れが出る見込みという。

■ハノイは3店舗体制へ

また、今後については向こう3~5年間にハノイとホーチミン市での出店を加速させる計画だ。ハノイでは、追加で2カ所での出店が決まっている。

ユニクロのベトナム初出店は昨年12月6日。ホーチミン市1区のショッピングモール「パークソン」1~3階に構え、総面積は約3,100平方メートルと、東南アジアでフィリピン・マニラに次ぐ規模の大型店舗となっている。

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