【中国】野生動物の違法取引、3.9万匹を押収[社会](2020/02/28)
中国国家林業草原局野生動物保護局の王維勝副局長は27日、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染拡大を受けた中国共産党中央と国務院(中央政府)の防疫措置に基づき、26日までに全国各地で野生動物の違法取引を690件摘発したと明らかにした。押収した野生動物は3万9,000匹に上るという。
全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は24日、新型肺炎の拡大を受け、感染の温床となる野生動物を食べる習慣の根絶や野生動物の全面的な取引禁止を決めた。
中央の決定を受け、広東省深セン市は「深セン経済特区全面禁止食用野生動物条例」の草案を公布し、食用を禁止する野生動物のリストを発表した。今後は、市民への宣伝・教育が必須との認識も示した。