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【香港】キャセイ、特別割引運賃制度を一時中止[運輸](2020/02/20)

香港の航空最大手、キャセイパシフィック航空(国泰航空)は、特別割引運賃制度「ファンファーレ」を一時中止することに決めた。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けた運休や減便に伴う措置。19日付香港経済日報などが伝えた。

ファンファーレは、キャセイまたは傘下のキャセイドラゴン航空(国泰港龍航空)の航空券を毎週火曜日に数量限定で格安販売する制度。詳細は明らかにしていないが、いずれは再開すると説明している。

キャセイとキャセイドラゴンは、2~3月の運航便数を半分以上減らす予定。利用者の減少を受け、香港国際空港(チェクラプコク空港)で運営する自社ラウンジのうち、「ザ・ブリッジ」、「ザ・デッキ」、「ザ・ピア」のファーストクラスラウンジを17日から休業した。残る「ザ・ウイング」のファーストクラスラウンジとビジネスクラスラウンジ、「ザ・ピア」のビジネスクラスラウンジは営業を継続する。

■香港航空は機内サービス見直し

中国本土の海航集団(HNAグループ)傘下にある香港の航空大手、香港航空(ホンコン・エアラインズ)は、19日から機内サービスを見直した。客室乗務員(CA)と乗客が接触する機会を減らし、新型肺炎の感染を防ぐ。

毛布、枕、雑誌、新聞などの提供をやめた。機内食の提供も休止したが、飲み水は配るという。また18日からは香港国際空港で運営する自社ラウンジのうち、「クラブ・オータス」を休業した。もう一つの「クラブ・バウヒニア」は営業を続ける。

香港航空は「状況を注意深く見守りながら、必要に応じて機内サービスを見直したい」としている。

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