【インドネシア】バリ滞在の中国人61人、チャーター便で帰国[社会](2020/02/10)
中国政府が派遣した湖北省武漢市行きのチャーター便が8日、中国人61人を乗せてインドネシアのバリ島を出発した。インドネシア政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中国本土とインドネシアを結ぶ航空便の運航を禁止していたが、帰国者のための臨時乗り入れを許可した。
国営アンタラ通信によると、子ども12人を含む61人は湖北省の住人。健康状態は良好という。広州市を出発したチャーター便は8日午後0時20分にバリ島のングラライ国際空港に到着、午後2時11分に同空港をたった。機材は中国東方航空のボーイング737を使用した。
インドネシア運輸省によると、乗り入れの許可に際して、中国で一般客を乗せないこと、ングラライ国際空港に臨時の専用チェックインカウンターや待機所などを設けること、チャーター便の駐機場を他の便から離すこと、帰国者が搭乗する前にインドネシアと中国政府による二重の検査を実施することなどの条件を設けた。