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【香港】新型肺炎、9日に10人確認=累計38人に[社会](2020/02/11)

香港政府は9日夜、同日に香港域内で新型コロナウイルスによる肺炎の感染者を10人確認したと発表した。1日に確認された人数としては最多。うち9人は家族・親戚関係にあり、春節(旧正月)に合わせて食事をともにしていた。官営メディアRTHKによると、10日にはさらに2人の感染を発表し、域内で確認された感染者は計38人となった。

9人の感染者のうち香港島・湾仔の男性(24)は1月30日に発熱とせきの症状が出たため、同日と2月4日に民間の医療機関を受診。6日に香港島・銅鑼湾(コーズウェーベイ)の聖保禄医院(セントポール病院)、8日に湾仔の律敦治医院(ラットンジー病院)を受診し、隔離治療を受けている。

他の8人はこの男性の父親(68)と母親(57)、祖母(91)、51歳と50歳の叔母2人、22~25歳のいとこ3人。律敦治医院と香港島・柴湾の東区医院(パメラ・ユード・ネザーソール・イースタン病院)で隔離治療を受けている。10日に発表された感染者の1人も24歳男性の家族だった。

24歳の男性によると、男性は1月26日、感染者8人を含む親戚18人と九龍・観塘のパーティールームで火鍋を食べた。感染が確認された9人以外に2人に病状が出ており、新界・沙田の威爾斯親王医院(プリンス・オブ・ウェールズ病院)で治療を受けている。男性は潜伏期間に海外に渡航していなかった。

9日に感染が確認されたもう一人の感染者は九龍・彩虹に住む70歳の男性で、1月30日にせきと寒気がしたため民間の医療機関を受診。8日に観塘の基督教聯合医院(ユナイテッド・クリスチャン病院)を受診後、隔離治療を受けている。容体は安定している。潜伏期間に海外渡航はしていなかったという。

10日に発表されたもう1人の感染者は69歳の男性で、香港島東部・西湾河地区に住んでいる。

政府衛生署衛生防護センター(CHP)によると、10日に感染を発表した2人の親戚や家族計3人が初期検査で陽性反応が出たという。

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