【韓国】韓進騒動、母と妹が会長支持=ナッツ姫劣勢[運輸](2020/02/05)

大韓航空を傘下に持つ韓進グループの経営権を巡り、趙源泰(チョ・ウォンテ)会長と、「ナッツ姫」で知られる姉の顕娥(ヒョナ)氏の確執が表面化する中、母の李明姫(イ・ミョンヒ)氏と、妹の顕ミン氏が、源泰会長を支持する声明を発表した。これにより、持ち株会社の韓進KALの株主総会(3月開催)で、源泰会長の取締役再任が可決される可能性が高まった。

母の李氏と妹の顕ミン氏は4日、「趙亮鎬(チョ・ヤンホ)先代会長の遺訓に従い、グループの安定と発展を願う」とし、源泰氏を中心とした経営体制を支持すると表明した。

姉弟の確執が深まったのは昨年12月だ。顕娥氏が弁護士を通じ、弟の経営を厳しく批判する声明を発表。翌月にはアクティビストファンド(物言う株主)であるKCGIと協力し、株主総会で議決権行使と株主提案を行うことを明らかにするなど全面対決姿勢を打ち出していた。

今回、母と妹が源泰会長についたことで、対立の構図は大きく変化する。源泰氏が持つ韓進KALの株式は6.52%で、友好勢力とみられる米デルタ航空、韓国IT大手カカオを加えても17.52%にとどまる。ただ、そこに母と妹の保有分を含めると33.45%に上がり、顕娥氏とKCGIなどの反対勢力が持つ32.06%を上回る。そのほかの株主が顕娥氏側につかない限り、源泰会長の取締役再任は濃厚となる。

顕娥氏は2014年末、ナッツの出し方に激怒して離陸直前の大韓航空機を引き返させた事件を契機に大韓航空副会長職を退き、その後、経営復帰できていない。顕娥氏の狙いは、「取締役に復帰するのが目的で、源泰会長の経営体制自体にそれほど関心はない」との見方も根強くある。

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