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【ミャンマー】中国人向けサービス停止、旅行会社に指示[観光](2020/02/05)

ミャンマー政府は国内の旅行会社に対し、中国人観光客向けのサービスを停止するよう指示を出した。新型コロナウイルスによる肺炎の国内流入を防ぐための措置。電子メディアのイラワジが3日伝えた。

ホテル・観光省の担当者によると、政府は中国からの団体ツアー客に対する到着ビザ(VOA)の発給は1日から停止しているが、事前に電子ビザを取得した中国人の入国は可能であることに懸念を表明。「新型肺炎の感染が収束するまで、中国人旅行者への一切のサービスを停止するよう、旅行会社に指示した」と述べた。

ホテル・観光省は3日、最大都市ヤンゴン、第2の都市マンダレー、首都ネピドーの中国人向け旅行会社を集め、新型肺炎への対応について協議している。

ミャンマーでは、2日時点で新型肺炎の発症は確認されていないが、疑わしい症状のある5人の経過観察を行っている。政府は空港での体温センサーによる監視など、新型肺炎の流入阻止に向けた対策を強化している。

ミャンマー政府は2018年10月、団体旅行でミャンマーを訪れる中国人に対し、VOAの取得による入国を認めた。これに伴い、19年1~10月の中国人観光客数は、前年同期比2倍以上の59万3,658人に拡大した。

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