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【フィリピン】セメント生産量、20年は8%増に[製造](2020/01/29)

フィリピンのオンライン証券大手COLフィナンシャル・グループは、2020年のセメント生産量が前年から8%増加するとの見通しを示した。平均販売価格は1.5%の上昇を見込む。マラヤが28日伝えた。

同社は、政府の19年度予算案の成立が約4カ月遅れ、同年のインフラ整備事業は低調だったが、20年はこの反動で盛り返し、建設業界が活発化すると予測。昨年にセメントへの緊急輸入制限措置(セーフガード)が適用されたことで、国産品への需要も高まる見通しだ。

コスト面では、セメント会社の利益は安定的に推移するとの見方を示した。原油価格の上昇を石炭価格の下落が相殺するという。

COLフィナンシャルによると、19年1~9月のセメント生産量は前年同期比4%増にとどまった。予算の成立が大幅に遅れたことや、5月の中間選挙期間中に公共事業が停止されたことが影響した。

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