【カンボジア】新型肺炎で中国人旅行者減、観光業に打撃も[観光](2020/01/29)

中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎拡大で、カンボジアの観光業への影響が懸念されている。外国人旅行者数で最大の中国人の減少は避けられない見通しで、観光省は影響の軽減に向けた対策を検討する。クメール・タイムズ(電子版)が28日伝えた。

空港を運営するカンボジア・エアポーツの広報担当者によると、現在は武漢とカンボジアの国際空港3カ所(首都プノンペン、北西部シエムレアプ、南部シアヌークビル)を結ぶ航空便すべての運航が停止されている。同担当者は「影響を判断するのは時期尚早だが、新型肺炎の拡大によって旅行者は激しく落ち込むだろう」と予測した。

一方、観光省の担当者は2003年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の事例を引き合いに出し、「当時は中国人旅行者が激減し、観光業は打撃を受けた」と指摘。「今回は民間企業と連携を強め、状況の安定維持に向けた対策を講じる」と説明し、国内旅行の促進などを強化する方針を明らかにした。

新型肺炎は中国本土のほか、世界各地で感染が広がっている。カンボジア保健省は27日、国内初のウイルス感染者が確認されたと発表。感染者は中国人男性で、家族3人と一緒に23日、武漢からシアヌークビルに入り、体調不良を訴え感染が判明した。

こうした事態を受けて、国内でも不安が広がっている。カンボジア国内の一部の私立学校は、安全対策として臨時休校の措置を取った。また一部の業者がマスクを高値で取引していることから、商業省は価格の不当な引き上げを取り締まるとしている。

カンボジア観光省によると、19年1~10月にカンボジアを訪れた中国人旅行者数は、前年同期比24.4%増の200万人以上に伸長した。同期の外国人旅行者全体の38%を占めた。

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