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【香港】バーバリー、香港店舗の閉鎖計画なし[商業](2020/01/24)

英高級ブランドのバーバリーは22日、第3四半期に当たる2019年10~12月期の業績を公表し、香港市場の売り上げが前年同期比で半減したと明らかにした。一連の社会混乱の影響で中国本土からの買い物客が大幅に減ったのが主因。ただ、同社が主要市場と位置付ける本土市場攻略の足掛かりとして香港市場の重要性は変わっておらず、「店舗を閉鎖する計画はない」と強調した。23日付スタンダードなどが伝えた。

同紙によると、バーバリーは香港で12店を展開している。バーバリーのジュリー・ブラウン最高執行責任者(COO)兼最高財務責任者(CFO)によると、同社の全売上高に占める香港の比率は、18年の8%から19年第3四半期は4%に減少。コスト削減を進めるため、店舗賃料の引き下げを目指してオーナーと協議中だと説明した。

一方、本土事業の第3四半期売上高は10%を超える増収となった。これに押し上げられ、アジア太平洋地域の売上高は1桁台前半の伸びをみせた。

バーバリーは、通年(19年4月~20年3月)の全体の売上高は、為替レートの変動による影響を除くと1桁台前半の伸び幅になると予測。概ね横ばいとするこれまでの予想から上方修正した。ブラウン氏は、「われわれは香港からの大きな影響を吸収できている」と述べた。

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